株主優待投資を長く安全に続けるための、太郎流「証券口座の使い分けルール」を公開します。結論から言うと、メイン口座と優待口座を完全に分離するのが最強の防衛策です。
① 資産形成の土台!メイン口座&NISAは「SBI証券」か「楽天証券」
ちなみに、私・優待太郎のメイン口座は「SBI証券」です。
私が口座開設したときはまだ「イー・トレード証券」と言われていた時代ですね。かれこれ20年くらい利用していますし、現在のNISA口座もこちらで開設しています。(余談ですが、その頃の「SBIホールディングス」は「ソフトバンク・インベストメント」と言われていましたね。懐かしいです笑)
楽天経済圏の住人は迷わず「楽天証券」を選ぶべし
私がこれから証券会社を開設される人に対しての判断基準は、もうこれだけです(笑)。 正直、楽天経済圏で生活しているなら「ここしかない」と言ったところです。「たかがポイント」と言われる方もいらっしゃるかと思いますが、その僅かなポイントも長く積み重ねると投資において本当に大きな力となります。楽天経済圏の方は、まずは [楽天証券の公式サイト] から無料で口座を開設してみてください。② 資産1,000万円を超えたら「優待専用口座」を作成せよ!
ここについては異論のある方もいらっしゃるかと思いますが、私はこの管理の仕方(口座を分けること)で安定して資産が増えるようになりました。 なので、一つの成功例として参考程度に聞いていただければと思います。
なぜメイン口座と優待株を混ぜてはいけないのか?
私の投資スタイルは、優待投資だけでなく「信用取引」や「高配当株投資」「成長株」「海外株投資」なども行っています。
これらの中で、優待投資だけが明らかに性格が違います。 何が違うかというと、優待投資だけが「売却を前提としない投資」だからです。
「いやいや、他の株だってずっと持っていればいいじゃないか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、30年間投資の世界にいて痛感するのは、本当に10年以上安定・継続して高配当・増配している会社や、株価が上昇し続けている会社なんてほとんどないということです。
過去の実績で語る方もいらっしゃいますが、人と同じで「過去の成長」が「未来の成長」を約束はしてくれません。だからこそ、通常の株式投資は「利確」や「損切り」を念頭に置きます。それらと、売却しない優待株を同じ口座に混ぜておくのは非常に危険なのです。
移管手数料を全額払ってでも物理的に分ける理由
最近の優待株は、保有株数もさることながら「保有期間」が非常に重要になってきています。特にこの保有期間の条件は、企業の匙加減で簡単に変更される傾向があります。そのため、優待廃止などよっぽどな理由がない限り「絶対に売却しない」のがコツです。
しかし、これがメイン口座と一緒になっていると、資金が足りなくなった時に「とりあえずこれを売って、後で買い直せばいいや」と優待株を売却する事態が発生します。
実際にそのやり方をした人を多く見てきましたが、買い戻そうとする時には売却時の価格を上回っているケースが多く、結局買えずに期を跨いでしまい、優待の権利(保有期間)が消失してしまった人がたくさんいます。
「保有期間」はお金では買えません。 その取り返しのつかないリスクを考えると、数千円の移管費用を払ってでも別の金庫に隔離しておく方が、圧倒的に安いコストだと私は考えています。
【鉄則】優待株はNISA枠ではなく必ず「特定口座」で買う!
優待投資は、究極の「安値で投資する株式投資」だと私は考えています。
特に、含み損のまま何年間も保有し続けるのは精神衛生上良くありません。そのため、株価が大きく買値より下がった時は「損出し」をして税金の還付を受けます。また、万が一「優待廃止」になると株価は大きく下がります(もともと優待株は株価が上がりにくい性質を持っています)。
こうした時に、損益通算で税金を取り返すためにも、優待株は必ず「特定口座(源泉徴収あり)」で買うことをオススメしています。 NISA口座では損失が出ても損益通算ができません。また、優待株は配当単独での利回りは低いため、そもそもNISAで購入する意味合いも薄いのです。
【例外ルール】NISA保有株が後から「優待新設」した場合はガチホ
ただし例外もあります。優待実施前(新設前)にNISA口座で購入した株は、基本的に大きな含み益になっているはずです。
保有期間の問題だけでなく、そもそも最初の購入理由が「株主優待目当て」でなかったのであれば、特定口座への移管などは気にせず、そのままNISAで保有し続けて(ガチホして)恩恵を受け取れば大丈夫です。
③ 優待専用口座はこの2社から選べばOK!
優待専用口座は、基本的に「メインの証券会社から切り離されていること」、そして「ネット証券であること」を満たしていれば問題ありません。
その中であえて私がオススメするのであれば、以下の2社となります。
候補A:優待管理ツールが神レベル「松井証券」
松井証券はネット証券の老舗です。株主優待投資向けの検索ツールやサポートが非常に充実しているため、優待をメインで管理する箱として非常に優秀です。ツールの使いやすさを重視するなら [松井証券の公式サイト] をチェックしてみてください。候補B:1株(端株)育成で長期優待を狙うなら「三菱UFJ eスマート証券」
こちらは、私が実際に優待投資用口座として開設しているネット証券です。三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下のネット証券のため、金庫としての安心感は絶大です。(私の場合は、三菱UFJ銀行の口座を持っていたため開設しました)。
ここは「プチ株制度」があるため、欲しい優待株を1株ずつ積み重ねて、長期保有の条件を満たすためにじっくり育てることができるのも大きなメリットです。
④ 所得税20%超えなら「iDeCo」もセットに
私もiDeCo(個人型確定拠出年金)口座を開設していますが、これを検討するのは「自分の所得税率が20%を超えてから」で良いと思います。
投資先についても、「S&P500」や「オルカン(全世界株式)」であれば、ネット証券ならどこでも問題なく買えます。ですので、新たに口座を増やしすぎず、ここまでで紹介した4社(SBI・楽天・松井・三菱UFJ)のいずれかで開設すれば十分です。
iDeCoについては色々な議論がありますが、今後、企業の退職金制度の廃止や、転職・フリーランスといった働き方が一般的になってくると、「自分自身で退職金を積み立てていく時代」になります。その強力な手段として、iDeCoが大きな役割を担ってくるのは間違いありません。iDeCoのスタートは、先ほど紹介した [松井証券のiDeCo公式サイト] などでセットで申し込めます。まとめ:優待ガチホ生活は「金庫を分ける」のが最強の防衛策
株式投資に関わらず、資産は一つの財布にまとめないことが、安全にかつ堅実に増やしていく最大のコツです。
投資ルールを決めるのは大事ですが、実際、頭ではわかっていても「人間の感情をコントロールすること」は非常に難しいものです。
だからこそ、自分の意志に頼るのではなく、「自分に合わせた金庫の分け方(仕組み)」を模索して構築していくことが何よりも大切なのです。皆さんもぜひ、ご自身の投資スタイルに合った証券口座の使い分けを見つけてみてください!

<執筆者プロフィール>
優待太郎
経営学修士(MBA)
予備自衛官(技能)
山一證券が自主廃業した1997年から株式投資を始める。保有している優待銘柄は100銘柄を超える。毎年数十万円分の株主優待を消化するために走り回っています。
組織編成とマーケティングが得意なので、決算書だけでなく個別企業の経営戦略を読み込む中長期投資が中心です。
ブログは毎日21時ごろの更新
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